喜ブログ編集長日記

喜界島では4月の下旬に「海開き」が行われます。
島に来たばっかりのころは、この早さに驚きましたが、5年目になった今となっては、慣れました。
告知は2週間前からしておりました。




これは漢字の読めないお子様用
と告知から「今年の観光物産協会は違うのだよ」というところを見せつつ、島のあちこちに貼ってきました。
外回りのついでに。。。

今年と違うのは告知だけじゃないんです。
そう「予算」
昨年の
なんと
4分の1
に削減されました。

その理由は・・・

僕を雇ったから・・・（爆）！

あのね、私が、高給取りってわけじゃないんですよ。
むしろ私の収入、去年より下がってますから。
ただ今まで「観光物産協会専門」で働いている人がいなかっただけ。

それだけなんですよ。
と、予算の少なさはイベントでカバーってことで、
「ゾウリ飛ばし大会」と「潮干狩り」にすべてを賭けます。

3月に潮干狩り用のアサリの見積もりを出してもらっていたのですが、その時の見積もり額が、キロ78円。
「安っ！予算の少なさはアサリの量でカバーだ！」と
先々週、ドヤ顔で注文したら。。。
「アサリ、キロ600円です」

オイ！ゼロひとつ間違えとるやんけ！

と泣く泣くアサリを注文。
ゾウリ飛ばしの景品は
「予算内でなるべくボリュームのある、かつ男女問わないもの」
を注文。（ちなみに、この注文先、会員様ね。しかも理事）

大まかなプログラム・準備する備品等を役場の企画課と打ち合わせ、ガーデニングツアーで傷ついた私に自信を蘇らせてくれたのも束の間、ある電話が

「はい。観光物産協会です」
「あの～子供会ですけど、今年海開きやるんですか？」
「は？？？？　やりますやります！ぜひ来てください！」（子供が来ないとシャレにならん）

毎年、海開き神事の際には、子供会に来賓として出席をお願いしていたんですが、今年は予算の都合（僕のせいじゃないよ！）で、出席を見合わせる旨を、子供会の連絡役にお願いしていたのですが、連絡がうまく行き渡ってなかったみたい。

来賓＝イベント参加じゃないことを各子供会に直接伝えりゃ良かった。。。。
と、ここでもツメの甘さをさらけ出してしまうのです。

一抹の不安を抱えつつ、当日



場所はスギラビーチ



おごそかな雰囲気の中、神事



消防署による安全講習



そしてようやく「ゾウリ飛ばし大会」
この子供の数、見てくださいよ。少子化の時代ですよ。ありがたいです。





幼稚園・保育園の部。ゾウリ飛ばさせる親御さんも一苦労なのです。





小学校低学年の部。商工会の岩川君、ご協力ありがとうございます。





小学校高学年の部。さすが飛距離が違います。



ゾウリ飛ばしが終わった後は、「潮干狩り」へ。やっぱり量が足らなかったみたい。
後日談：とある方も、以前ここで「潮干狩り」を企画したそうです。数年後の今日、「潮干狩り」をここでやると聞いて、「あの時捲いたアサリが育っているんだなあ」とご家族の方にしみじみと話していたそうです。。。

すいません！当日朝早くにアサリ捲きました！60キロ！

取るアサリがなけりゃ、泳げばいいのです。





最初は心配されましたが、このころにはすっかりイイお天気。
最高の海開き日和になりました。

ただ、事務所に戻って報告書を書いていると、天気が悪化し、土砂降りに。
はい。この日から奄美地方は「梅雨入り」しました。

梅雨の合間の晴れ間。まるで海の神様がくれたプレゼントなのかもしれませんね。

と、なんとかイベントも終わりましたが、ネックになったのが「人」でした。
何しろイベントを手伝う「人手」が足らんのですよ。
イベントやる時には、告知も必要だけど、人手も確保しなきゃな。。。
と相変わらず課題の残るイベントでした。  

「喜界島の宣伝用DVDがあるらしい」
という噂を耳にしました。

以前から撮影してるというお話は聞いてましたが、
どんなものか観たかったので、担当が役場だと聞き、問い合わせてみました。

どこで公開されるのかも分からなかったので、
どうせなら、Youtubeとかでも流してみようと思い、それも聞いてみました。

役場の方にもご理解をいただき、制作会社の許可も頂いたということで、お貸りしました。
合計3本

「45秒」
「4分」
「20分」

に分かれているようです。

動画配信に最適な「4分」のDVDを事務所のパソコンに読み込んで変換しアップロード。

最近のフリーソフトはよく出来てますなぁ。。。

というわけで、これです。

  

東日本大震災被災地支援チャリティーコンサートの次に待ち受けるのが



「美しい島　ガーデニングツアー」です。
どんなイベントかといいますと
「花と緑であふれる美しい喜界島づくりを目的に、身近にあるお庭の見学会」
だそうです。

「身近にあるお庭」をどうやってピックアップするかといいますと

1.各集落区長に、お勧めのお庭を推薦していただく
※案内状・推薦状・返信用封筒を同封し、3月末に発送
2.推薦状にを元に、庭の所有者に承諾をいただく
という流れ・・・でしたが！

返信締切（4月16日）時点で返信用封筒が届いたのが・・・「2通」
ということで、各集落区長に電話です。

「あの～観光物産協会ですけれども、先月、ガーデニングツアーに関する案内状を送らせて頂いたんですが・・・」
まあ、返事は
「そんな手紙来たっけ？」
「あ～。うちの集落にはないよ。人に見せる庭は」

という声が大多数。
「案内状を送って、再度電話で確認しておきゃよかった」
と思っても、ツアーまであと5日。

探しましたよ。

「あ～ウチはダメダメ」
って言われようものなら、
「んじゃ、近所でいい庭教えてください」
とヨ○スケばりに食い下がった結果

何とか集まりました。

応募も少なかったですが、何とかツアーの形になりそうです。

というわけで、当日
心配された天気も、何とか持ちこたえてくれ



羽里のお庭



島中のお庭



ここは鉄板コース。中間のお庭



赤連のお庭



湾のお庭。コーヒーいただきました。




これマジオススメ！中里のお庭



中里のもう一軒。お庭を見に行ったつもりが、ご主人的にはこれがオススメだそうです。



荒木にあるこのお庭には



こんなプレゼントが



コースの最後湾のお庭の見事なテンバイ

となんとか見ごたえのあるツアーとなりました。

見る目を圧倒する巨木から、さりげない可愛らしさを演出するところまで。。。植えてある花・植物は違えども、「花と植物と庭を愛する」気持ちがどの庭からも伝わってくる。まさに「見て楽しむ」「見せて楽しむ」素敵な一日になりました。

よかったよかった。
さあ、来週は「海開き」です。
  

協会で働くことになって、はじめてのイベントが
喜界町文化協会による
「東日本大震災被災地支援チャリティーコンサート」
です。
今回、我々は、お手伝いとして参加しました。
つまり

「東日本大震災で被災した人々を支援する人々を支援する」

ことになるのかな・・・？

そして場所は、「自然休養村」
前日に椅子を並べるなどのセッティングを行い、



当日



開演前にこの状態。

意外や意外、立ち見が出るほどの大盛況ぶりでした。



「うるまエイサー」によるエイサー

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日本舞踊



川畑さおりさんによる島唄



喜界島のダンスシーンにおけるニューウエーブの「フラダンス」



そして最後は皆さん入り乱れての「六調」と
24演目にも及ぶコンサートは、大盛況のうちに幕を閉じました。

そして気になる売上募金総額は・・・

335,497円！

ご来場の皆様、誠にありがとうございました。

そして私はといいますと・・・



自分の演目の度にいなくなる受付嬢の代わりに、受付と会計をしておりました。

お盆や年末の時に改めて思うのですが、「島の人々が集まった」ときのパワーにはものすごいものがあります。
今後も島の皆さんがこのパワーを破棄できるチャンスを使っていかなければ。。。と思わされた一日でした。

来年は、受付じゃなくて、ちゃんと観たいな。。。  

毎年4月に、役場から



これが配られます。

喜界島の様々な行事が書いてあるこのカレンダーを、webで利用できればということで、

打ち込みました。

一人で黙々と。。。

昨日は、慣れないせいか、1ヶ月分を打ち込むのに、約一時間掛かり・・・・

そして、ようやく、今の時刻に

1年分の行事予定を打ち込み完了。しました。

そんな中でも、訪ねてきてくれた人、電話でお問い合わせしてくれた人。

ありがとうございます。

精神崩壊せずに済みました。

たとえそれが、「SEО対策のご案内」、の電話であったとしても。

年度末の行事を打ち込んでいるときなんかは、なぜかしみじみとしてしまい。

相当、感情移入していたようです。

予定では、明日にでも

喜界島観光物産協会HP

http://kikaijima-kankou.com

喜界島情報サイト「喜界島ナビ」

http://kikaijimanavi.com

のトップページに表示されます。

PC・スマホご利用の方なら、ご利用できるはずです。   

以前から、お話を頂いてましたが、この度、
喜界島観光物産協会
にて仕事をすることになりました。

住み始めて五年目になるこの島で、観光という産業の立ち上げに関わっていくことになります。

とはいっても、今は事務所で孤独な仕事です。寂しいので、皆さん遊びにきてください